■無銘■
・全長 ・5000mm
・刃渡り ・1000mm
・刃材 ・不明
・柄長 ・4000mm
・刀芯 ・不明
・重量 ・20kg〜
・造師 ・不明
・価格 ・10,000 セル
近付いて観る

あぁ、いらっしゃい。
あの子らは出払っておるから、これは儂が説明しようか。
この店には妙な品も流れ、それを好む方も居られるが、
これはいつまでも買い手がつかん物のひとつじゃ。

いつ誰によって何を討つにため作られたのか、
造師、素材、正確な霊的作用、全てが不明じゃ。

月明かりも差さんような暗闇で光ったり、
大きさや重量が、保管場所によっても変わったりもする。
部屋にあるだけで強い霊力干渉を起こすのじゃよ。
保存食料も腐らせるし、保管場所にはネズミも寄り付かん。

護霊玉か何かを身につけんと吐き気を催す。
満月の夜には、微かに震えて笛を吹くような“鳴り”もするし、
まるで持ち主のもとへ帰りたがっているようじゃ。

これを持ち込んだのは美しい顔の男じゃった。
儂がこんな事を云うのは何じゃが、あまり触れたくはないのぅ。
影響力の強い品じゃ、どこかへ捨てるわけにも行かん。


これに名前は有るのでしょうか。
「なぎなた」を英訳したら「Halberd」になったので、そのまま使いましたが、
いわゆる武器として適当な名称であるかは分かりません。
「薙刀」で英訳すると「Naginata」となったり、あるいは完全に英訳されませんでした。

「chinese halberd」でイメージ検索すると、似たような物が該当するようです。
でもこの武器に関しては中国の武器ですらないので、やはり分かりませんね。

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