■包爆式機巧銛 311番 ドラキオン■
・全長 ・2000mm〜
・刃渡り ・1000mm
・刃材 ・青色超堅鉄鋼 11番
・柄長 ・機巧部含 1000mm
・刀芯 ・1本 (極鍛黒鉄鋼角材 10番)
・重量 ・20kg (薬莢別)
・装填薬莢数 ・1個
・適正弾薬 ・大径ファルトン弾 004
・装填法 ・半開式 手動排莢
・最大出力 ・軟質軽量霊鉄鋼 5枚変質
・造師 ・R-Kocker + Sir.G=Cyaan
・価格 ・400,000 セル
近付いて観る


・やぁ、これはこれは……近くまで寄ったもので。
 あの子らは忙しいようだ、私が説明致しましょうかな。

 これは老師と私が合作したものです。
 特殊作業、あるいは「とどめ」を刺す時に使う、
 一発が強い武器として考えて頂きたい。
 火薬は試験段階でも事故の危険が多いファルトン火薬!
 これを扱うためために私の特別工房で共同作業となりましたよ。

 爆発させるとセンターブレードが押し出され、
 それによってサイドブレードが開く仕掛けになっています。
 小型相手では使い道も限られるので、大型獣が対象ですな。
 堅い外甲皮の隙間に、“くさび”としての役目を果たすのです。

 センターブレードに毒薬を仕込め威力も期待できそうですが、
 大型獣に効果のある毒薬は、数えるほどしか存在しませんし、
 大きいほど抗体を作るのが早いので、苦労しそうですなぁ。

 弾切れ後、テールシャフトを叩けば一応の機巧が使えますが、
 火薬を超える威力は……やはり期待できませぬ。
 シャフト長は用途に合わせて見繕ってくれるそうですぞ。
 この店独自のサービスです。

 いやなに、私は老師の古い友人です。
 鍛冶は趣味の一環ですが……彼とは何かと気が合いましてね。
 たまにこうして、合作武具の提案も出したりするのです。
 老師の復帰は誠に喜ばしい・・・。
 年甲斐もなく、開店二日後に駆けつけてしまいましたよ。

 話が逸れましたが、どうですかな、これは。
 制作を手掛けた者の云うことではないが、なかなかの代物ですぞ。

 それでは御機嫌よう。



・私は オンラインで話せる人を対象に、 作品の御機嫌(出来)を伺ったりします。
 その環境を利用して、この作品はよく話している住吉氏と話し合って描きました。

 描くのも完成させるのも私ですが、
 ちょっとしたアイデアや 「こんなのは〜?」という意見は、
 描いてる本人とは、また違った着眼点から生まれるので面白いです。
 出来るだけ長い時間を話せる人と、こうした試みを実行するのは重要だと思いました。

 基本原案は、縁日の玩具でも見かける 「マジックハンド」 (伸び伸びする玩具)、
 乗用車や重量物を持ち上げる、パンタグラフ形の「ジャッキ」です。
 後者が メインかもしれません。

 どうでもいいことですが、こう云うものを描く時は、
 出来るだけ ドラフターを使って描いたほうが、より計算高く設計できますよね。
 面倒なので使ってません。

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