-Dimension-Zero……マスター斬竜ブレード-

ブレードマスター参戦の報告を受け、
マザーパレスは遺跡に活動中のマシン・インテリジェンスが存在すると判断した。


                                                 (「マスター斬竜ブレード」フレーバーテキストより)

マスター斬竜ブレード

★種族…ブレードマスター
■2005年
Dimension-Zero第二弾の一枚にあたる、ユニットカードです。
発売前は「斬竜刀マスター」という名前でした。
第二弾には、それぞれの大陸に新たな種族が追加されており、
この作品は、赤の大陸に追加された『ブレードマスター』という種族です。

この種族の特徴と指定は、以下の通りです。

【1】身の丈を超える巨大な日本刀状武器
【2】アンバランスな体型(左右非対称)
【3】戦国武将の雰囲気である
【4】武器を振りかぶっている
【5】背後に武器の先端を引きずらせている

従って、右腕が太いのは仕様となります。

顔は、自宅と実家にあった木彫りのお面を思い出しながら描きました。
ちょっと写真を撮ってみましょう。

 自宅と、  実家です。

おおげさな鼻と、厳つい表情を継承しています。
(天狗は鼻が長いので斜めから)

こう云う絵も視点勝負だと思いますが、
「背後に引きずる」+「振りかぶっている」の要素は組み合わせ辛かったです。
フカン視点では武器が収まらず、アオリ視点では引きずりが入らないので、
アクロバットなポーズは諦め、ありがちなものになりました。

ほかに悩んだ点はありませんでしたが、線画を大きく描きすぎてしまい、
いつもなら線画を終えている時点で半分ほどしか描けておらず、
その焦りからか、指定のなかった背景がやっつけ仕事です。

本番描きの仕上げ直前に「角も左右非対称で」と云われ、
レイヤ数十枚は描き直せないので、むりやり上から描き足しています。
そのため、向かって左の角(鍬形(くわがた))は、紙面に存在しません。
また、紙面が足らず柄(つか)の線画も半分くらいは直描きです。

鎧の色合いを数十回ほど調整しましたが、様になっていない気がします。
全体的に平面な感じが、本作で最も深く反省している点です。
子供っぽい印象があるので、もうちょっと黒味が欲しいところです。

ポーズは、重量級の刀を振り上げた時に「ズズン」と地面が沈みこむような、
「数秒後には刀が振り下ろされるシーン」を意識しています。

※念のために申し上げますが、手にしている武器は刀ではありません。

大陸ノキヲク」による補足
年齢(活動時間?)450歳、体長167cm。
“陽光”と呼ばれる必殺技のようなものがあるそうです。
対象が活動を停止するまで闘い続けることから、
完全な戦闘マシンと云ったところでしょうか。

「狭い通路内でなければ」と云う記述が納得させられます。


おまけを用意しましたので、修正前の鍬形を御覧下さい。

提出ラフ
完成手前(鍬形修正前)

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