-Dimension-Zero 「閃光の魔炎ビーム」-
閃光の魔炎ビーム

■2006年02月頃
Dimension-Zero第三弾の一枚にあたる、ユニットカードです。
“部品”の他に固有の姿を持たない、『フレイム』と呼ばれる種族です。

フレイムという種族と、この作品に関する指定は以下の通りです。

【1】体の殆どが炎である。
【2】仮面と手は必須である。
【3】仮面は、(実在する)どこかの国に似てはならない。
【4】巨大なレーザー砲から、鉤爪を振りかざして飛び出している。

キャラクタ本体で悩むことはありませんでしたが、
「巨大なレーザー砲から〜」と云う指定のもと、
そこから飛び出すのが光線ではなく“炎”なので、
どのように出現するシーンを描くか考え込みました。

SF映画に見られるレーザー兵器は、やや小振りの銃器が多く、
巨大であることを表現しようとすると、あまり資料となるものがありません。
かと云って、ス○ーウォーズの「デス・○ター」も違う気がします。
手元のレーザーポインタを見ても、射光レンズが見て取れるだけでした。

その後、理科の実験で虫眼鏡を使った“集光”がアイデアとなりました。
ラフでは、大げさな寸法のレンズに申しわけ程度の機械がついた代物でしたが、
本描きにあたって機械部分を増やし、レンズも三基にしました。
(位置関係がおかしいのは絵的な理由(私のワガママ)です)

大きな変更なので、「怒られるかな……」と思いながら提出すると、
ラフより良くなったとの一言を頂き、とりあえず胸を撫で下ろしました。
でも、機械部分はもっと複雑にしたほうが良かったように思います。
CMYK発色に負けて、放電描写も迫力不足です。

★このカードは第三弾で唯一の箔押しカード(金色)になりました。
公式サイトおまけ映像の【新エクスパンション発売直前ビデオコメント】にて、
「皆さん、これが噂の金色です」という声とともに紹介されていました。

枚数は少ないようですが、入手できた方はいらっしゃいますか?


おまけを用意しました。
全て一発でパスできたのが救いです。

決定ラフ

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