-Dimension-Zero 「食獣植物の城壁」-

「まあ、きれい。」
                      〜細い葉の柳シュシュ〜

                                  (「食獣植物の城壁」フレーバーテキストより)

食獣植物の城壁

■2006年08月頃
Dimension-Zero第五弾の一枚にあたるベースカード。
描き終わってしばらくするまで、ベースカードだと気付きませんでした。

この作品についての指定は、以下のような感じです。

●牙を持つ植物が咲き乱れる城壁

ほとんど何も考えずにラフが描けました。
完成品は牙と云うより歯になってしまいましたが、
接近した獲物を噛み砕くイメージとしては良いかなと思いました。

しかし何個も同じ物が続くというのも退屈です。
どのようにして活動し、どのように枯れ萎んで行くのか、
指定にこそありませんが彼らの一生を含ませてみました。

地面に近い花が大きい理由は単純な下方視点だけでなく、
地面に近いものほど食欲旺盛で多くの滋養を摂取(捕食)し、
上に咲く花のために、養分を吸い上げる役目を果たします。
下の花にだけ触手があるのは、そのためです。
彼らの本体は緑色の城壁そのものかも知れません。

……などと書いてみても「大陸ノキヲク」には反映されないので、
ここを御覧になっている皆さんだけの秘密にしておいて下さい。

カラーはなるべく毒々しく、ラフレシアをイメージしました。
城壁は、もっと細かいツタや茎を入れてグロテスクにしたかったです。

ところでフレーバーテキストが気に入っています。
私に対する「ゼロの住人」からの賛辞と受け取って良さそうです。


おまけを用意しました。
とくに修正もありません。

決定ラフ

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