■2007年11月頃
Dimension-Zero第10弾の一枚にあたるユニットカード。
種族は、ホーク・ライアンと同じ「バードマン」です。
ついにゼロも10弾目を数えました。
これを描いていた時は、風邪の鼻詰まりで嗅覚が麻痺しました。
おまけに〆切直前に3日も寝込み、三つの仕事が同時進行でした。
ある職業に従事する人間を描く最適な手段は、
およそ「制服」ではないかな、と思いますが、
画商には定番の格好がないようです。
工員の作業服、お坊様の袈裟、帽子、道具、ボタンや腕章などなど、
「これ」という特徴に欠けたので、まずそれが困りました。
この絵を「美術館のガイドさん」としても通用しそうです。
画商の中には自前のギャラリー(画廊)を持つ人も居るそうで、
それを採用できないかと考えつつラフを提出すると、
「衣装と内容はOKなので、
バードマンは、もうちょっと真ん中に寄せてね!」
―――と、あっさりラフが通りました。
そんなわけで、それ以上に深く考えることはしていません。
こだわり過ぎるとイラストであることを忘れそうです。
彼は鷺(さぎ)のバードマンです。
鷺……さぎ……サギ……詐欺……詐欺師?
「もしかして、“そう”なのですか?」と聞かないまま描き終えました。
後で聞いてみたら、「違うみたい」とのことです。
もともとの指定では「翼を広げて作品を紹介している」でしたが、
ラフを描いている最中に忘れてしまい、そのまま提出したところ、
このポーズのままOKが出てしまいました。
ただ、やはり作品として地味です。
そろそろ黒大陸が来ないかなぁ。
ところで額縁の絵を見て「あっ」と思った人は、
このサイトをよく見ている人だと思います。
おまけを用意しました。
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