■2008年5月頃
Dimension-Zero第12弾の一枚にあたるユニットカード。
種族は、初期から登場している「シルフ」です。
シルフは四大元素(土・水・火・風)の内の"風"を司る妖精のことで、
ゼロの世界では、その多くが昆虫型飛行ユニットなのですが、
この作品はイモ虫型で、申し訳程度の羽根が見て取れるだけです。
もともと、「量産型+イモ虫」(形状が単純)ということと、
「大量に密集している」というイラスト指定であったことから、
最初は遠めに見た感じのラフを描いていました。
その後、デザインはそのままで完成品のような構図へと注文が入り、
まるまる太った、サナギになる直前のイモ虫が行列を成すという、
私としてはゾッとするような作品になっています。
現実世界ではお目に掛かりたくありません。
あえて単調でレトロな雰囲気に徹したつもりですが、
色々と失敗していて、あまり見返したくない一枚です。
(ちなみに背部の魔方陣は仕様です)
「ブゥン・ブーン」と同様に大変な時期の作業でした。
疲労や多忙を理由にしたくはないものの、事実でもあるので、
自身の環境がそのまま反映された例として、反省しきりです。
メカのイモ虫を格好良くするのって難しいですね。
おまけです。
■「むしむし」 |
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