sorcerer

・フェイの中でも、とりわけ高い戦闘能力を持つ者が集まり、
 周辺区域の徹底守護を目的に、リーダーとしての格付けを成された者。
 本来ならば、おとぎ話における男の魔法使いを指す言葉だが、
 便宜上、フェイの体には外観を除く雌雄の別がないことから、こう呼ばれる。

 ひとつのアースリングには、数十人のフェイが棲息しており、
 その中で戦闘要員のみを束ねるのが、このソーサラーである。
 主に三体以上で構成され、後述の『モルガン』と連携し、
 実質的な戦力配分や実戦、スプリガンの生産・処分までを管理する。
 また、モルガンによって新たな身体機能の提案が成された場合、
 改変の対象となる個体を指名する権限も持つ。

 但し、ソーサラーの特徴は下位個体を可能な限り戦闘から回避させ、
 自ら戦闘に赴き、少数で戦果を上げることに重きを置く点にある。
 多数の下位個体を先導するのは、非常事態に限られるようだ。
 このため、ソーサラーが保身に戦闘を避けるようなことはない。

 自然界では、より優秀な遺伝子を維持するのが基本であるが、
 フェイ達は、アースリングに個体情報を保存できる為、
 『子孫を残す』と云う手段を取らない。
 強者が弱者を補うと云う、合理的なシステムである。


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