-Cannon-
彼がその首をもたげる姿を見たなら、
君は真昼に夜の帳が下りるのを知らねばなるまい。
彼がその逞しい脚で地響きを立てたら、
君は地獄の門が開いたと知らねばなるまい。
その尾が砂の巻き上がるを悦び、
天に掲げる雄々しき棍棒が勝利を謡う時、
君は大いなる絶望を前に力なく膝をつき、
その両眼を砂と塵に塗りつぶされるだろう。
地に住まう全ての者は逆らうことを許されない。
彼の名は砂漠の暴君、ヨクト・ハンプタ。
キャノン
-砂漠の暴君-
■2001-11/21作品
■[
1600*1200
]
■[
1024*768
]
■[線画]
■[
個体データ
]
砂漠や海は、高さや広さの表現要素に乏しい環境です。
砂漠には比較対象がないため、そこが広いのか、
それが大きいのかが分かりません。
私たちの暮らす環境がいかに物体で溢れた世界であるのか、
それを思い知らされます。
地平線を斜めの曲線に敷き、
群れをなす鳥を描き込むことで演出してみましたが、
時間が経つと、あまり奥行きを感じないように思います。
■聴いていた音楽
「ガーディアン・ヒーローズ」サントラ……「ESCAPE FROM XX」
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