-ラグナロク オデッセイ (オーク)-
オーク           オークチーフ           ハイオーク

■2011年04〜07月頃
PS Vitaにて2012年2月2日に発売の「ラグナロク オデッセイ」での仕事です。

・オーク───武器は棍棒 (肉焼き失敗)
・ハイオーク───武器は大鉈 (肉焼き成功)
・オークチーフ───武器は大斧 (巨大肉焼き成功)

後に続くホロホロ系、フレースヴェルグ系にも云えることですが、
これらにはデザイン原案およびポーズ指定があり、
本編での3Dキャラクタを二次元に描き起こすのが仕事です。

ゲーム中で"カード"と呼ばれる強化システムで扱われるイラストとなり、
それぞれ「オークカード」、「オークチーフカード」等と割り当てられます。

左端のオークを基本としてオークチーフとハイオークは差分の扱いとなり、
若干の装備や配色の違いを除けば下地のオークを踏襲するため、
線画や色の一部を修正するという作業になります。

基本形(オーク)を描いてしまえば作業負荷は軽減されそうですが、
線画にも手を加える必要があり、いわゆる「繋ぎ目」が存在するため、
そこを上手く修正する行程に気を使いました。

苦心した点としては、キャラクタの再現よりも「お肉」でした。
より美味しさを表現する上で、何の肉なのかを想像することから始まり、
どの程度の焼き加減が良いものか悩んでいると、こっちのお腹が空いて来ます。

なお「オーク」における漫画のような吹き出しは仕様です。
実装されたイラストには背景が入っていますが、私の作業ではキャラクタのみです。

こうして見ると、モンスターを人間臭くするのも良いものですね。


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