-ライブオン 「ヒーターラビット」-
ヒーターラビット

■2007年08月頃
ライブオンの第1弾封入作品です。
当時の受注分では、10枚中の最初に描きました。

担当さんはアイコンキャラクタを見て依頼する気になったそうです。
デザインするのは面白いですし、思い切って受けました。

しかし、当時はゼロの仕事と合わせて16枚進行でした。
どちらかと云うと子供向けで、描き込み量も少ないのですが、
一枚を仕上るまでの所要時間は、あまり変わらなかったりします。

この作品は、「ヒーター+ピー○ーラビット」の組み合わせ。
全体を通して、こうしたダジャレ寄りな名前が多いです。
「炎をまとった人型ウサギ」という指定でしたが、
男性的な要素が結びつかず、「バニーガイ」はあんまりですから、

「あんた誰?」

―――みたいな、
鼻っ柱の強そうな火の妖精が思い浮かびました。
描いた本人としては女の子として扱っています。
(カードでも、どっちつかずな扱いみたいですね)

耳と四肢のみがウサギで、あとは殆ど人間にして、
それぞれをオーバーに表現するよう努めました。
ちなみに、ウサギの指は前脚5本、後脚4本だそうです。

もっと頭身を詰めたほうが良かったように思ったので、
後に続く作品では、体躯が縮んでいっています。
こうしたキャラクタを描くのは難しいと感じました。
模様がシマリスみたいです。

とは云え、最初の擬人化キャラクタとして生まれたので、
汎用キャラクタとして、後の作品にもちょこちょこ登場しています。

この作品を筆頭に、地獄の夏休み(休みなし)が始まります。
工期が重なったゼロの作品は「線画と着色を2日」でしたが、
ライブオンの作品は、殆どの作品を一日で仕上げています。


何も考えずに描いたので、ラフには肉球があります。
ウサギに肉球はないそうです。
にくきゅう

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