-ライブオン 「ウカイト」-
ウカイト

■2007年08月頃
ライブオンの第1弾封入作品です。
当時の受注分では、10枚中の4番目に描きました。

「鵜飼い+カイト(凧(たこ))」の組み合わせ。
「鵜」は「う」と読みます(子供に通用するのかなぁ)。

これは資料に困った上、最もリテイクが多かった一枚でした。
鳥類の資料は、とにかく側面視点のものが多いからです。

手元の資料には正面から撮影したものがなく、
幼鳥(若鳥)と成鳥における羽毛色の違いまで述べた資料も、
そう多くはありませんでした (そこまで求められていませんが)。

凧の形は、描き始める直前に相談して決まったものです。
「よくある三角形がいいかな?」と思ったところで手を止め、

「ゲ○ラ社のデザインもあることですし、他の形が良いですか?」

と申し出たところ、思った通りでした。
昔からある菱凧(ひしだこ)を採用しています。

発注当初は「首だけ出ている」という指定でしたが、
リテイクの都度、胸部→脚部→尾部を出すことになりました。
そんなわけで、何度もラフを描き直しています。

なお、鵜の脚は、こんなに凶悪ではありません。
尾羽も短いので、本物の鵜とは異なります。
モデルはウミウ(海鵜)です。
(※日本の鵜匠は、カワウでなくウミウを使うそうです)


全ての経過分を合わせると、ラフは6枚くらいになります。
糸があります
自由だ!

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