■2015年2月頃
KADOKAWA「ドレッドノート」(Chapter1:神をも恐れぬものたち)での仕事です。
この作品が本シリーズ最初の担当作品となります。
作中勢力「salomo」は、黒を象徴とするドイツの地下に存在する魔術結社。
見た目の印象に反し、知識の収集を旨として非道な行いも辞さない後ろ暗い集団です。
彼らを調査対象としたものは帰らないことから、情報が少ない勢力でもあります。
関連する神話体系は悪魔全般。
このたびは、甲虫を模した兵士の注文を担当することになりました。
ケーファー(kafer)とはカブト虫を指すドイツ語で、シルト(schild)は盾です。
ここではアヌビスゾウカブトから描き起こす重装兵となり、
メイス(戦棍)、大きく分厚い盾、背面には上翅のような装甲を持ちます。
いわゆるモブキャラクターで名もなき兵士の一人ですが、
こちらはアヌビスゾウカブトの"雌(♀)"を元とした意匠となり、
対となる「シルトII」は雄(♂)となります。
(ユニットカードは背景がないためキャラクターのみの作業ですが、
頭部は雌らしく丸っこく、盾は上翅に入る縦じまの凹凸とし、
目元の覗き穴を口唇のブラシの意匠としています。 |
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