■2011年8月頃
サイバーエージェントのソーシャルゲーム「天空のクリスタリア」での作品です。
基本的に一枚目を元として３段階の強化差分が存在します。
依頼当初は別の怪物でしたが、私の予定がいっぱいだったので変更となりました。
この作品は、とにかく主役のクラーケンよりも船を再現するのに苦労しました。
主役の巨大さを演出する上で、船が玩具のように見えては興ざめだと考えたからです。
そして細部を再現することに腐心した結果、船だけで大半の納期を消費しています。
画像は左から第一、第二と続きます。
・第一段階───基本形
・第二段階───船体が沈み始める。
・第三段階───船体が損傷し、触腕が変化し始める。
・最終段階───船体が大破し、触腕はサーペントに変化する。
最終段階ではクラーケンの頭部も変化しており、絵的には弄る箇所が多くなりました。
この作品から新たな触手の描き方を採用していて、以降の作品に役立っています。
より凄惨さを表現するなら、もやのような飛沫で派手にするべきなのでしょうが、
全体的に情報量が多く、見ていて疲れる作品なので飛沫は抑えました。 |
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