-Dimension-Zero 「王家の仮面」-

ツクモガミを手に入れた貴族の多くが独立を宣言し、
黒の大陸は戦国時代に逆戻りした。

                            (「王家の仮面」フレーバーテキストより)

王家の仮面

■2006年07月頃
Dimension-Zero第五弾の一枚にあたる、ユニットカードです。
日本にも古くから伝わる「ツクモガミ」と呼ばれる種族です。

この作品に関する指定は以下の通り。

【1】…ツタンカーメン王の仮面ような感じ
【2】…目は三つ
【3】…直立したミイラの姿

ツクモガミ(「付喪神」または「九十九神」等)を簡単に説明致しますと、
何年も使い続けていた物に霊が宿った存在を指します。

漢数字の“百”から一画目の横一本を引くと“白”(99)となり、
老人の白髪を「長い時を経た存在」としたことで
「九十九髪(つくもがみ)」が語源であったとする説もあるようです。

ちょうどこの作品を始めた頃から自律神経を失調し、
これに続く牙TCGを含めた数作は、オーバーヒートの連続でした。
やりたいことの半分も注ぎ込めなくてストレスになっています。

ラフを描いていた時は、もっと派手にできると思っていましたが、
その後は全く頭が働かず、ラフをなぞっただけのような出来です。
背景の壁面に色をつけたら永谷園みたいな配色だったので、
お茶漬けが大好きな私は一発でボツにしました。

それにしても、今見ると地味です。
墓地の閑散とした雰囲気としては良いかも知れませんが、
「王家の〜」と付く意味では、あまり気高い印象がありません。

中央の仮面は、ラフ段階から追加されたものです。
最初のラフには存在していませんでした。

大陸ノキヲク」による補足
「滅びた王家の呪いが込められた仮面」だそうです。
娘の死に狂った王が仮面を被って殺人を繰り返し、
108の肉片と206の骨片を繋ぎ合わせ、
そして最後に仮面を被せることによって娘を蘇生させる……。

蘇生は失敗に終わり、その確たる証左も不明であるようですが、
蘇生方法がなんともショッキングです。
ザッハーク」に似た感じがしますね。


おまけを用意しました。
上記の通り、ラフの修正事項は仮面です。

初期ラフ
決定ラフ

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