-Dimension-Zero　「バンブー･ベイビー」-

「ここはおこちゃまが遊びに来るような所じゃねえ。 帰ってママのおっぱいでも飲んでな。」 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〜バンブー･ベイビー〜 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（「バンブー･ベイビー」フレーバーテキストより）

バンブー･ベイビー

■2006年08月頃 Dimension-Zero第五弾の一枚にあたるユニットカード。 これまでにも描いた「シードマン」です。 この作品についての指定は、以下のような感じです。 ●ハードボイルドなポーズをとる「タケノコ型シードマン」 ●サングラスをかけて格好をつけている ●でも明らかに赤ん坊 ●背景は竹林 指定を読んだ時の私はこんな感じです。 当時、仕事仲間とも呼べるカヲルさんに同情されてしまいました。 私がハードボイルドと聞いて思いつくのは くたびれた探偵とか路地裏とかマフィアとか葉巻とかトレンチコート。 どれをとってもシードマンと整合しない要素ばかりです。 「地対空誘導サボテン」も突飛なキャラクタでしたから、 ブロッコリーは私をネタ絵師にしたいのではと震えました。 バカ正直な私は一枚目のラフから色々な要素を込めましたが、 「そんなに難しく考えなくてもいいよ」と具体例が提示され、 それを見た私は、とどめを刺され修正するのでした。 結局、見た目から全てタケノコで統一され、 改めて「シードマンは植物なのである」と思い知らされました。 ショックを受けたのは最初だけで、あとは楽しんで描いています。 絵師道とは前向きであることと見つけたり……。 タケノコの皮の斑点を頑張ってみました。 この作品で唯一「予想通り」になったことと云えば、 実はフレーバーテキストくらいだったりします。 ちなみに少し引いた視点で描かれたため、 完成品は中心寄りにトリミングされたものが使われています。 （まめ知識……笹と竹とバンブーは、厳密には同じではありません） ■「大陸ノキヲク」による補足（2007/02/16） 体長３７cm、年齢（樹齢？）はなんと３ヶ月とのことです。 生まれて（生えて）三ヶ月の間に、酒と煙草と雌株とハジキ（銃）。 人間の人生を６００分の１に集約したかのように因果な渡世ぶり。 煙草は私が勝手に描き加えたものでしたが、いい感じだったようです。 「竹や笹みたいな青い連中と一緒にすんな」 痺れます。 このテキストを考えた方は、上記の「まめ知識」を御存知だったようです。 おまけを用意しました。 上記の通り、途中で具体的な指示があったため一変しています。 ■提出ラフこれはハードボイルド？ ■決定ラフこれがハードボイルド！

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