■2006年11月頃
Dimension-Zero第六弾の一枚にあたるベースカード。
第六段からはベースに主眼を置いたカードが登場します。
全部食べたら成人病になりそうな感じがします。
まず指定を読んで目まいがしました。
●グリム童話のお菓子の家のパロディみたいに
●ハロウィンのカボチャみたいに悪意のある顔
これほど創作意欲に直結しない絵もありません。
喧嘩番長に「体操のお兄さんをやれ」と云うようなものですが、
「こういうものを描き上げてこそ、
『絵描きも色々大変だよ』って云う資格がある!」
と、勝手に大げさな主張を掲げて挑むことにしました。
必要とあらば描写に関わる全てのものを描くのですから、
漫画家さんの頭脳と技術は本当に凄いと思います。
幸い愛知には「お菓子の城」と云うテーマパークが存在しますが、
仕事のためとは云え怪物の参考にするのは酷いと思い、
行くのはやめて、色々なお菓子を画像検索したりしました。
その際、
「粉砂糖をかけたほうがいいかな?」とか、
「クッキーの模様には何か王道があるかな?」とか、
「黒カードの食べ物だから腐ってたほうがいいかな?」とか、
もはや仕事とは別のことで悩んでいたのを憶えています。
味音痴な人が料理を作る時の心理かも知れません。
そして、それそのまま、私はお菓子作りに失敗したようです。
食べ物を作るのが下手な人は食べ物を描くのも下手らしいです。
舌がミミズみたいで気持ち悪いですね。
ちなみに私は、あまり甘いものが食べられません。
羊羹は一切れの半分が限界です。
このカードは、銀の箔押しになりました。
おまけを用意しました。
ラフは無駄に2枚もあります。
■ラフ1
■ラフ2 |
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