-Dimension-Zero 「トードライダー八咫烏」-

譽鷺翅琥

                          (フレーバーテキストより)

トードライダー八咫烏(ヤタガラス)

■2008年1月頃
Dimension-Zero第11弾の一枚にあたるユニットカード。
種族は、ひとつ前から登場している「トードライダー」です。

この時期に、右足の肉ばなれ・ひざの靭帯を損傷しました。
長いこと体をひねって描いたせいか、なんだか歪んで見えます。

トードライダーは複合キャラクタとも云うべきか、
バーキングツリー・ナイト」のようなフロッグナイトと、
初期から登場している「ライカンスロープ」のコンビです。
トードは乗り物、ライカンスロープはライダー(乗り手)になります。

トードは車やバイクなどの姿に進化したもので、
この作品ではヒキガエルをベースにするのが条件でした。
ライダーと云うくらいですから、やはりバイクが好ましいと考え、
積載量を充実させるために、アメリカンタイプにする予定でした。

ところが、既に第10弾で木下勇樹さんがトライクを採用しておられ、
怒られそうだったので、レーサーレプリカに変えました。
しかし、後述の理由で次第に横幅が広がって行きます。

ライカンスロープは機械と生物が融合した種族。
これまでのライカンスロープは狼やネズミなどでしたが、
今回はカラスで、そして八咫烏と云うと3本足です。

もちろん当初は3本足で描くことになっていましたが、
「扱いづらいし、3本足でなくてもOKです」と云うことになり、
続いて「乗り物を大きくして、カラスは小さく」となり、
ゴテゴテと後付けした結果、初期ラフからは遠くなりました。

ヒキガエル独特のイボをリベット(接合用の鋲)に置き換え、
「カラス→黒→闇」と云うことで、カラスには暗視ゴーグルです。

「こんなバイク曲がれるの?」と聞かれそうですが、
ゼロ世界の道路は無駄に広いのだと納得して下さい。

なお、フレーバーテキストの「譽鷺翅琥」は、「よろしく」と読むそうです。
てっきり凄い含蓄のある四字熟語だと思ったのに……。


おまけです。
■「曲げろ!」……(画中の番号は足の数です)
■「曲がれ!」……(上の着色版で、バイクが拡大)
■「無理!」……(さらにバイクが拡大・カラスは縮小)

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