■2007年08月頃
ライブオンの第１弾封入作品です。
当時の受注分では、１０枚中の６番目に描きました。
ラフが上がったのは、１０枚中最後でした。
「ウカイト」のように大味なデザインが求められる一方で、
こうした顔の密度だけ濃くなったような絵も描きます。
なかなか一筋縄では行きません。
名前の元ネタは「上昇気流」。
同音異義語の多い日本語だから通用するネタですね。
この作品で悩んだのは、キャラクタ自体の「規模」でした。
名前を間に受けて「かなり大きいもの」として捉えると、
背景の指定や資料がない状態では、描きづらくなります。
（どんな背景を描くかによって世界観が決まるからです）
最初のラフではコミックタッチな煙で描きましたが、
「もっと強そうに」とのことで、考え方を変えました。
おりしも時期は夏。
この暑さから、２枚目で「伊勢湾」を思い浮かべました。
愛知は伊勢湾からの水蒸気で、蒸し暑くなると聞きます。
そんなわけで、海面から立ち上る蒸気を描くことにしました。
（海はどの世界にもあるでしょうから）
この作品はブラシだけで描いているので、線画がありません。
ラフチェックで「蒸気がせり上がる感じがほしい」と云われ、
強風で巻き上げられた感じに仕上ました。
アニメでは５本目の指（親指）が追加され、
東洋風の龍にアレンジされています。
おまけです。
一枚目と二枚目では、かなり違います。
■ぐおー
■グオー |
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