■2012年9月頃 
            ブロッコリーの「Z/X-ゼクス-」第四弾(黒騎神の強襲)での仕事です。 
             
            彼らは「プラセクト」(plant + insect)と呼ばれる植物に寄生された昆虫族で、 
            最終的には宿主たる植物の"苗床"として一生を終えることになりますが、 
            彼らを介する樹液や蜜などの加工品に利用価値があるため駆虫されきらず、 
            :現在では他種族を救う薬品の原料ともなっているそうです。 
             
            サボテンとクモが合体したような生物です。 
            「七片の作品で同じようなものを見た」と感じた方はこれではないでしょうか。 
            この仕事も8年を経ましたが初期の題材を扱うと当時の気分になります。 
             
            絵の下半分はフレーバーテキストで埋まってしまうことと、 
            クモ型生物に縦長の構図は手前へ進行する描写には使いづらいこともあり、 
            サボテンに適した環境として、干上がった泥の地面という簡素なものにしました。 
             
            ……というのは方便で、 
            実際は砂漠の環境がクモの巣を張るような立体物に乏しかったためです。 | 
           
        
       
       
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