■2015年5月頃
KADOKAWA「ドレッドノート」（Chapter2:トワイライト・ハウリング）での仕事です。
所属勢力はシルトと同じsalomo。
バーゲストは、黒犬をはじめとした様々な獣や人の姿をとるイングランドの精霊です。
凶兆を示し、その姿を見ることで親族や知人に不幸をもたらすとされます。
イギリスに広く伝わるヘルハウンドに近い存在でしょうか。
今回は、よだれを垂らして正気を失ったかのような黒犬の集団として描くことが求められ、
それぞれ僅かにポーズを変えましたが、カードの背景は実装まで配色が不明であるため、
手前と奥を分ける目的で、便宜的に後ろのバーゲストを白っぽくしてあります。
警官に捕獲される時の犬を見たことがありますが、あれは非常に恐ろしい顔です。
自身を守るために能力を発揮しようとする時の、純粋な攻撃的表情というものは、
久しく命をやり取りしていない人間にとって、本能に深く根ざす恐怖の形そのものです。
だからこそ描きたくなります。 |
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