-ガーディアン・クルス……クエスティング・ビースト-
クエスティング・ビースト
(Questing Beast)

■2013年3月頃
スクウェア・エニックスのソーシャルゲーム「ガーディアン・クルス」での作品です。
担当作品は公開時期が前後しており、これは数回目の依頼で描いています。

クエスティングビーストはアーサー王伝説に登場する怪物で、
頭と尾が蛇、豹の前半身にライオンの後半身、四肢は鹿という複合獣(キメラ)です。
数十頭の猟犬が吼えたような雄たけびから「唸る獣(Questing beast)」と呼ばれます。

なるべく上記の成分(蛇や鹿など)を再現するよう指定があったため、
変に弄ることはせず、せいぜい蛇の頭部を大げさに描く程度で留めています。

夜の闇に音もなく近づき、松明を掲げたら既に現われていた───ような、
予期せぬコントラストにギョッとする瞬間を想像しながら描きました。
蛇の口中にズラリと牙を並べるのは「八俣大蛇」から始めてみました。

とは云え非常に反省点(と、おかしい点)が多い絵です。
ラフの途中で何度か位置を変えたりしたのが原因のようですが、
そのラフが採用されてしまったので、もう「自分は悪くない」と思い込むことにしました。

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